薬剤師、たまに主婦ペンちゃんの日記

薬剤師、たまに主婦に変身するペンギン好き女子による豆知識、美容、健康についての日記です🐧

薬が足りない!ですが、薬の卸さんと協力して必死にかき集めてます!

こんばんは。ペンちゃんです🐧

今日は薬局の現状を知って欲しくて書きました。

それは…『薬がない‼️』ということ。

コロナが始まった頃からこの状態が続いています💦

そして、この状況はさらに2〜3年続くんだそうです。

なぜ、こんな状況になってしまったのか簡単にご説明します😌

 

薬が足りない!その理由は…。

需要と供給のバランスは大事

需要と供給のバランスは大事

ニュースで見た方もいると思いますが、ジェネリック医薬品などの薬が足りません。

薬が足りないその理由、それは簡単に言うと…

需要と供給のバランスが崩れてしまったから❗️

ここで、「なんで需要と供給のバランスが崩れてしまったの?」と思う方もいると思います。その理由を順を追って、説明します。


<薬の需要と供給のバランスが崩れた経緯>

1、とある製薬会社が睡眠剤として販売した薬の中に水虫治療の薬が間違って入ってしまいました。

この件を受けて国が各製薬メーカーを調査。

その結果、大手のジェネリック製薬メーカーで虚偽の申告が発覚し、そのメーカーの製造がストップした。

2、大手ジェネリックメーカーの製造がストップしたことにより、別メーカーにしわ寄せで注文が殺到。しかし、元々それだけの供給能力がないため薬が不足。

3、コロナにより、風邪薬の需要UP。中国に工場をもつ、メーカーがロックダウンで薬が原料が得られず、薬が作れなくなった。

 

こんな感じで、薬の需要と供給のバランスは崩れました。

この状況はあと2〜3年続くそうです。

なぜ、2〜3年なのか。

それは新しい工場や製造ラインを作るのに2〜3年かかるからです。

 

お薬は毎月ギリギリ…。薬の卸さんと協力して手に入れています!

お薬、なんとか確保します!

お薬、なんとか確保します!

そんな状態ですが、患者さんの治療は待ったなしです❗️

薬がなくなれば当然、治療はストップしてしまいます。

だからこそ、薬局としては必死に必要な薬を確保しています💊

そのためには薬の卸さんと信頼関係を築いて情報をいち早く手に入れるのが大事❗️

この情報があれば、お薬をどうやって手に入れるのか選択肢を広げながら薬の卸さんと協力して薬を確保できます。

薬局が薬がなくて苦しい状況であるということは当然、薬の卸さんも苦しい状況です😭

それでも、なんとか用意してくれる卸さん、本当にありがたいです🙏

卸さんによっては別の支社まで取りに行ってくれる事もあります。


まとめ

いかかでしたか。

医薬品業界は今、こんな現状です。

今は一時期に比べて少し回復しましたが製薬メーカーさんは24時間体制でお薬を作っている状態です💦

薬の卸さんも各薬局に少しでも行き渡るように必死に努力してくれています。

こんの状況ですので、薬局で薬を貰おうと思ったら薬がないなんてことがあるかもしれません。

みなさん、そんな時は医薬品業界は苦労しているんだなと広い心でみて頂けると嬉しいです🙇‍♀️